記事作成日:2023年10月28日

今回の記事はAPIに関する話の第3回目(全3回)となっています。

少し専門的な内容になっていますが、APIを利用するとPC作業などが効率化されるため生産性は上がります。APIというものがあり、役に立ちそうだということだけでも覚えておくとよいと思います。

<第1回> <第2回> <第3回>

API

APIを実装するためのステップ

  1. APIを提供しているプロバイダーの選定: まずは、APIを提供しているプロバイダーを探します。様々なAPIが提供されていますので、自分が必要とするAPIを探し出します。

  2. APIキーの発行: APIを利用するためには、APIキーが必要です。APIキーは、APIを提供しているプロバイダーから発行されます。APIキーを発行するためには、アカウントの登録や認証が必要になる場合があります。

  3. APIのドキュメンテーションの確認: APIを利用するためには、APIの使い方やリクエスト・レスポンスのフォーマットなどが記載されたドキュメンテーションを確認することが必要です。

  4. APIを呼び出すためのプログラミング: APIを呼び出すためには、プログラミングスキルが必要です。APIを呼び出すためのコードを書きます。言語や開発環境によっては、APIを呼び出すためのライブラリやSDKが提供されている場合もあります。

APIを利用するためのスキルやリソースは異なりますが、プログラミングスキルやAPI呼び出しのための言語の知識がある方であれば、APIの利用を始めることは可能です。

APIを提供しているプロバイダーについて

APIを提供しているプロバイダーは多数存在します。自分が必要とするAPIを探し出すためには、APIを提供しているプロバイダーのWebサイトやドキュメンテーションをよく参照して下さい。

使用目的やニーズによって異なりますので、どちらがオススメか一概に言えません。例えば、サーバーレスアーキテクチャを採用するアプリケーション開発の場合は、Amazon Web Services (AWS)がおすすめです。一方で、地図関連の機能を提供するアプリケーション開発の場合は、Google Maps APIがおすすめです。

使用目的やニーズに応じて、APIのドキュメンテーションやサポート、安定性や信頼性、価格なども考慮した上で、APIを提供しているプロバイダーを選定して下さい。

以下、グローバルで代表的なプロバイダーの一部になります。

目的/ニーズ 提供プロバイダー
データストレージ Amazon Web Services (AWS) S3, Microsoft Azure Blob Storage, Google Cloud Storage
ファイルダウンロード RapidAPI, ProgrammableWeb, APIs.guru
ソーシャルメディア Twitter API, Facebook Graph API, Instagram API
マッピング Google Maps API, Bing Maps API, Mapbox API
音声認識/合成 Google Cloud Speech-to-Text API, Amazon Transcribe API, IBM Watson Speech to Text API
画像認識 Google Cloud Vision API, Amazon Rekognition API, Microsoft Azure Computer Vision API
天気予報 OpenWeatherMap API, Weather Underground API, AccuWeather API

日本にも多数のAPIプロバイダーが存在します。例えば、NTTデータ、KDDI、NTTコミュニケーションズなどの大手IT企業がAPIを提供しています。

  • NTTデータは、大規模なシステム構築やデータ分析などに利用できるAPIを提供しています。

  • KDDIは、携帯電話やモバイルデバイスなどを対象としたAPIを提供しています。

  • NTTコミュニケーションズは、ネットワークサービスやサーバーなどを対象としたAPIを提供しています。

  • 楽天は、eコマースやフィンテックなどのAPIを提供しています。

これらの企業によって提供されるAPIは、様々な規模や業種に対応するものであり、利用する企業や開発者に合わせてカスタマイズすることもできます。

また、DeNAやMercariなどもAPIを提供しており、開発者がこれらのAPIを利用して、新しいアプリケーションやサービスを開発することができます。

有力な候補を見極める1つの基準として、API提供企業の実績を確認するのが有効です。利用者の少ないAPIだと、突然のサービスの終了や実装や運用が難しいなどのリスクがあります。

他の重要なポイント

  1. APIのドキュメントとサポート:APIの仕様書や開発者向けのドキュメンテーションが整っているか、適切なサポートが提供されているかを確認する必要があります。

  2. APIのセキュリティ:APIを利用することで生じるセキュリティリスクを考慮し、API提供企業が適切なセキュリティ対策を実施しているかを確認する必要があります。

  3. APIのスケーラビリティ:APIが高負荷な環境にも対応できるか、API提供企業がスケーラビリティに対応するためのインフラやサポート体制が整っているかを確認する必要があります。

  4. APIのレスポンス時間:APIのレスポンス時間が十分に短いか、API提供企業がAPIのパフォーマンス向上に努めているかを確認する必要があります。

  5. APIの価格:APIの利用料金が適切なレベルか、API提供企業がAPIの利用料金の変更に対応するための体制が整っているかを確認する必要があります。

これらのポイントを考慮した上で、適切なAPI提供企業を見極めましょう。

まとめ:

  • API連携とは「Application Programming Interface」の略語で、「APIキー(アクセスキー)」と「APIシークレットキー」を利用して、システムやアプリケーションを連携させることができる。
  • API連携はECサイトやSNS、社内システムの効率化など、さまざまなシーンで利用されている。
  • API連携を利用することで、サービス機能の拡張や共通情報を利用することができるため、ユーザーメリットはもちろん、サービス提供者にとってもメリットは大きい。一方で、API提供元の都合やサーバーの影響を受けることも多いため、万が一、不測の事態が起こった際の対処方法は明確にしておく必要がある。
  • 使用目的やニーズに応じて、APIのドキュメンテーションやサポート、安定性や信頼性、価格なども考慮した上で、APIを提供しているプロバイダーを慎重に選定して下さい。
  • APIは将来的に、様々な業界において重要な役割を果たすことが予想されています。特に、IoT技術やクラウド技術の普及に伴い、多様なデバイスやサービス間の連携が求められることから、APIはますます重要な役割を担うことが予想されます。

APIは今後も拡大していくことが想定されるので、今後の動向にも引き続き要注目です。


前回までの記事はこちら。

<第1回> <第2回> <第3回>



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