記事作成日:2025年5月7日

近年、証券口座の乗っ取り被害が相次いで報告されています。被害に遭えば、金融資産を大きく減らす次被害も招きかねません。 今回は、実効性の高いセキュリティ対策をご紹介します。自分の大切な資産を守るため、ぜひ参考にしてください。

注意: セキュリティ対策の一例ですので、これで万全というわけではありません。

1. 取引専用PCを用意し、他の用途では使用しない

取引用のPCを専用にすることで、ウェブ閲覧やメールチェックなどからマルウェア感染するリスクを大幅に低減できます。

2. 二要素認証用スマホも専用端末に

証券会社が求める二要素認証(2FA)に使用するスマートフォンも、取引専用のものを準備。 SNSやショッピングなど他の用途には使わず、攻撃対象になるリスクを最小限に。

3. PCはMacを選択

市場シェアの大きいWindowsはマルウェアやフィッシングの主な標的です。 Macを使うことで攻撃リスクを相対的に軽減できます。

4. スマートフォンはiPhoneを推奨

Androidは自由度が高い反面、不正アプリの混入リスクが高い。 アプリ審査が厳格なiPhoneの利用がおすすめです。

5. OSとアプリは常に最新版に更新

脆弱性を悪用した攻撃はアップデート未適用の端末を狙います。 OS・ブラウザ・セキュリティソフト・取引アプリなど全て常に最新状態を維持しましょう。

6. アクセス端末は取引専用デバイスに限定

証券口座へは上記の取引用PCとスマホ以外からは絶対にアクセスしないルールを徹底。

7. 証券会社の提供するセキュリティ対策は全て実施

二段階認証、端末認証、ログイン通知など、証券会社側のセキュリティ機能をフル活用しましょう。 設定漏れが致命傷になるケースも。

8. 証券会社の公式情報のみを信用

証券会社公式サイト・公式アプリ以外からは情報を取得しない。 偽サイトや詐欺アプリに騙されるリスクを排除します。

9. 証券会社以外のサイトにはアクセス禁止

取引用PCやスマホでは、証券会社以外のウェブサイトやアプリの利用は全面禁止。

10. 通信は必ず安全な環境で

信頼できる自宅のネット回線を利用し、公共Wi-Fiは絶対に使わない。

11. 情報収集・検索専用のPCを用意

取引用PCとは完全に別のPCで情報収集・メール確認・SNS利用などを行うことで、リスクの分散と被害範囲の局所化が可能です。

まとめ:資産防衛は「隔離」と「限定」がカギ

セキュリティ対策の基本は 「攻撃のチャンスを減らす」 ことです。 今回ご紹介した11の対策を実践すれば、証券口座乗っ取りのリスクをかなり軽減できると考えます。





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