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スマートフォンの機種変更は、業務効率の向上や新機能の活用につながる一方で、セキュリティ面では意外な落とし穴があります。 特に多くのビジネスマンが導入している2段階認証(2FA) は、機種変更によって利用できなくなるケースがあるため、注意が必要です。
この記事では、2FAの基本から、スマートフォンの機種変更時に起きやすい問題、そしてそれを未然に防ぐための対策までをわかりやすくご紹介します。
2段階認証とは、パスワード+もう一段階の認証手段でアカウントの不正アクセスを防ぐ仕組みです。
業務で利用するクラウドサービスや社内システム、メール、ストレージなど、あらゆるサービスで導入が進んでいます。
スマートフォンに届くSMSや通知
認証アプリ(Google Authenticator、Microsoft Authenticatorなど)によるワンタイムパスワード
指紋認証や顔認証などの生体情報
中でも認証アプリによる2FAは、利便性とセキュリティを両立できる手段として、企業内アカウントにも広く導入されています。
スマートフォンを新機種に変更した際、認証アプリで生成されるワンタイムパスワードが移行されていないと、2FAが必要なサービスにログインできなくなる可能性があります。
特にビジネスシーンでは、以下のようなリスクが想定されます:
クラウドサービス(Google Workspace、Microsoft 365など)にアクセスできない
社内システムへのログインがブロックされ、業務が停止する
サポートを通じたアカウント復旧に時間がかかる
業務効率の低下だけでなく、信頼や取引に影響を与えるリスクもあるため、事前の対策が不可欠です。
バックアップコードの保管
多くのサービスでは、2FA設定時に「バックアップコード」が提供されます。これは、認証アプリが使えなくなった場合の緊急手段として非常に重要です。
→ 安全な場所(パスワード管理ツールや紙の保管など)に保存しておきましょう。
認証アプリのデータ移行
アプリによっては、2FAの設定をエクスポートし、新端末に移す機能があります。
主要サービスの2FA設定を一時的に解除・再設定
重要な業務アカウントについては、機種変更前に2FAを一時的にオフにし、新端末で再設定する方法も検討できます。
少し手間はかかりますが、確実で安全な方法です。
万が一、機種変更後にログインできなくなってしまった場合は、以下の対応を検討してください:
サービスのアカウント復旧プロセスを利用(本人確認書類が求められることも)
管理者に2FA解除を依頼(業務用アカウントの場合)
バックアップコードを利用してログイン
特に業務アカウントについては、IT管理部門との連携も重要です。
スマートフォンの機種変更は、今や当たり前のこと。しかし、認証アプリの移行や2FA設定の管理は「自己責任」 で行う必要があります。
ビジネスの現場で「ログインできない」という事態は、信頼・スピード・安全のすべてに関わる重要な問題です。 機種変更の際は、2段階認証の移行準備を「業務フローの一部」として組み込んでおくことをおすすめします。
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