記事作成日:2025年3月10日

EDRとは?

EDR(Endpoint Detection and Response)は、PCやサーバーなどのエンドポイントをリアルタイムで監視し、異常な挙動を検知・対応するセキュリティソリューションです。

従来のアンチウイルス(AV)やUTM(Unified Threat Management)では防ぎきれない 「侵入後」の脅威に対応 できる点が特徴です。

EDRの主な機能

リアルタイム監視 - 端末のプロセスや通信を継続的に監視

振る舞い検知 - マルウェアの異常な動きを検知

自動対応(隔離・遮断) - 感染端末をネットワークから切り離す

フォレンジック分析 - 侵害経路や攻撃者の手法を可視化

クラウド連携 - 最新の脅威情報を活用してアップデート

EDRとUTMの違い

項目 EDR(エンドポイント対応) UTM(ネットワーク防御)
防御範囲 端末(PC・サーバー) ネットワーク全体
主な機能 端末の振る舞い監視・隔離 ファイアウォール・IPS/IDS・アンチウイルス
対応方法 感染端末を隔離・調査 不正アクセスをブロック
未知の攻撃への対応 ✅ 振る舞い検知・AI解析 ❌ シグネチャ更新が必要

📌 UTMは「出入り口防御」、EDRは「内部監視と対応」!併用がより良い!

EDRのメリット・デメリット

✅ メリット

  • 侵入後の脅威にも対応(ゼロデイ攻撃や標的型攻撃に有効)

  • リアルタイムで端末を監視し、異常があれば自動で対応

  • フォレンジックの関連機能を利用して、攻撃の全容を可視化に貢献

⚠ デメリット

  • 端末ごとにエージェントをインストールする必要がある

  • 動作負荷がかかる(特に低スペックPCでは影響大)

  • 運用コストがかかる(EDR管理コンソールの監視が必要)

どんな企業にEDRが必要?

✅ ランサムウェア攻撃が心配な企業 → EDRなら暗号化前に端末を隔離!

✅ リモートワークが多い企業 → EDRならオフライン環境でも監視可能!

✅ 機密情報を扱う企業 → フォレンジック分析に利用するログデータ収集!

まとめ:EDRと他のセキュリティ対策の組み合わせが重要!

  • EDRは「侵入後」の脅威に対応するが、「侵入前」の防御は苦手

  • UTMやアンチウイルスと組み合わせることで、より強固な多層防御が可能!

  • 特にランサムウェアや標的型攻撃の対策として、企業のセキュリティを強化!

企業のセキュリティ対策を強化したいなら、EDRの導入を検討してみてください! 🚀



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